こんにちは、ふくずみ皮フ科形成外科です。
本日はトラネキサム酸やシナールなど、シミや肝斑、肌荒れを防ぐ美容内服薬についてお伝えしたいと思います。
即効性はありませんが、3ヶ月~半年くらいを目安に内服することで効果が実感でき、内服を続けることでシミ予防や美白効果につながります。美容レーザー治療と併用されているお客様はもちろんのこと、内服薬のみをご希望でご来院いただくお客様もたくさんいらっしゃいます。
ぜひ美肌作りの治療のサポートとして、継続して服用することをおすすめしております。
処方薬一覧
トラネキサム酸は、肝斑の治療に広く用いられている治療薬で、メラニン発生の原因のひとつち考えられる抗プラスミンをブロックすることで、肝斑の原因となるメラニンの発生を抑制します。
副作用
基本的には副作用が少ない薬とされていますが、かゆみ、発疹、食欲不振、胸やけ、下痢を一時的に起こる方もいます。そのような症状が出たときは一度内服を中止し、医師にご相談ください。
止血用に用いられていた薬であるため、血栓症などで血栓ができやすい方は内服を控えていた抱く必要があります。
服用できない方
- 血栓症(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎、肺血栓)の方、またはそのおそれのある方
- 血液凝固障害がある方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方
- 腎不全
シナールはビタミンCとパントテン酸(ビタミンB5)を配合した錠剤です。ビタミンCはシミの原因となるメラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスができるのを防ぐとともに、美しい肌に欠かせないコラーゲンの生成を促進します。ビタミンB5は、糖分、脂質、タンパク質の代謝を促し、皮膚や粘膜を正常に保つ効果があります。ビタミンCとビタミンB5を一緒に摂取することで、肌の調子を整え、シミの予防と改善の効果が期待できるお薬です。
副作用
代謝、排泄が早いため内服しても過剰反応が起こりにくいビタミン剤ですが、体質によっては胃不快感、むかつき、吐き気、下痢などを一時的に起こす方もいます。その場合は医師にご相談ください。
ユベラ(ビタミンE)は、血管内での血液凝固を防ぎ、体内の血流を改善することで、皮膚の新陳代謝を促進し、色素沈着やシミ、ソバカスを改善します。また、酸化によるダメージから細胞を守る働きがあります。
副作用
胃不快感、便秘、下痢、発疹などを一時的に起こす方もいます。その場合は医師にご相談ください。
ハイチオール(L-システイン)は皮膚・髪・爪の元となるたんぱく質を構成するアミノ酸の一種です。ビタミンCと一緒に摂ることでシミの原因となる過剰なメラニンの生成を抑制し、肌に沈着してしまった黒色メラニンを無色化します。皮膚の新陳代謝を促進することで、健康的な肌を保つことができます。
副作用
むかつき、下痢、口の渇き、軽度の腹痛などを起こす方もいます。その場合は医師にご相談ください。
月経痛や更年期障害に使われる桂枝茯苓丸にヨクイニン、いわゆるハトムギを加えた漢方薬で、しみ、ソバカス、肝斑、肌荒れ、ニキビに有効な漢方薬です。生薬の組み合わせにより、「血(けつ)」のめぐりを良くするはたらきにより、肌に栄養素をいきわたらせ、皮膚のターンオーバーを正常化させることで、体の中から肌トラブルが起こりにくくしてくれます。
副作用
発疹、発赤、かゆみ、胃部不快感、下痢など。このような症状に気づいたら、医師に相談してください。
処方には医師の診察が必要となりますのでご連絡ください。
気になる内容などありましたら、お気軽にお声掛け下さい。
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