ようこそ!ふくずみ形成外科へ:診療案内(レーザー治療)

当院では、ほくろ(色素性母斑)の治療を行う場合、まず肉眼的に悪性でないかを判断した上で治療方法を選択しております。悪性を疑うものには、1.大きさが6mmを超えるもの2.ほくろの周辺部がいびつなもの3.色の濃淡があるもの4.手のひら、足の裏にあるもの5.ほくろの周辺に染み出しがあるもの

等があります。

 

悪性を疑った場合、局所麻酔の注射を行った上で切除手術を行います。切除した病変は病理組織検査(顕微鏡による検査)を行い、最終的な良性・悪性の判断を行います。切除手術は10分〜20分程度ですので、日帰り手術になります。抜糸は5〜7日目に行います。費用は健康保険適応で、5mm程度のほくろで1万5000円程度です(診察費用、検査費用、手術費用を含む、3割負担の場合)。

肉眼的に明らかに良性のほくろについては、レーザーで除去します。当院では、局所麻酔の注射を行った上で、傷痕が治りやすい「二デック社製 炭酸ガスレーザー」を用いて治療しております。ほくろのレーザー治療のポイントは、傷痕を残さずにほくろ細胞を取りきることです。とはいうものの、皮膚の深いところにまでほくろ細胞が存在していることもよくあります。このような場合、炭酸ガスレーザーのみで治療をすると深く掘り込みすぎることになり、結果として治った後に『へこみ』が生じる恐れがあります。当院では、深いタイプのほくろには炭酸ガスレーザーを用いてある程度の深さまで照射し、<危険区域>に残ったほくろ細胞に対しては「Qスイッチ・ルビーレーザー」を照射して除去します。治療時間は、ほくろ1コあたり2〜3分程度です。治療後は、手当てに必要な消毒薬などをお渡ししております。ご自宅で簡単な消毒・軟膏処置をしていただければ、毎日の通院は必要ありません。通常、1週間経過した後に来院していただき、治癒の程度を診せていただいております。費用は、ほくろ1mmあたり4,000円です。

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