毎日、「全身を念入りに洗わないこと。」が、すごく大切です!(その3) ~お尻のためには、ウォシュレットは使わないほうが良いんですよ。~
今回は、毎日、「全身を念入りに洗わないこと。」が、すごく大切です!という内容での(その3)について
書いてみたいと思います。
~お尻のためには、ウォシュレットは使わないほうが良いんですよ。~
当院の近所に、大阪肛門科診療所という有名な病院があります。
その病院の佐々木巌先生(院長先生です。)と佐々木みのり先生(副院長先生です。)とで、先日お食事会を開催させて頂いたのですが、いろいろ大切な医学情報を教えて頂けました。
佐々木みのり先生は、「みのり先生の診察室」という名前のアメーバブログを書いておられます。
https://ameblo.jp/drminori/
その中で、「お尻を洗うのをやめなさい。」という本を執筆され、アマゾンでも大好評なんですね。
ウォシュレットが世に広まって、相当の年月が経つかと思いますが、ウォシュレットでお尻を洗うことで、
①ウンチから皮膚を守るための皮脂が洗い流されて、ウンチにかぶれてしまうようになる。
②常在菌のバランスが悪くなり、「バリア機能」が低下して、大腸菌に対して無防備になることで、肛門周囲が膿んだり、痔疾が悪化したりするんですって。
ですから、トイレでお尻は洗ってはダメと強く提言されておられます。
僕自身も、時々ウォシュレットできれいに洗いたい時がありまして、一旦洗うと皮脂膜が溶け出して、不十分になっているせいか、トイレットペーパーだけでは、スッキリいかないことが続きました。
それで、またウォシュレットでキレイにあらうということを3~4回繰り返していたんですね。
そうすると、きれいになったはずのお尻周囲に痒みが出てくるんですよ。
それは、本当に確実に痒くなりました。
みのり先生の提言をお聞きしてから、ウォシュレットはきっぱりと止めました。
すると、お尻の痒みがパタっと止んだんですね。
お風呂でも、石鹸やボディソープを使用するのを数年間やめております。
ぬるめの温水シャワーで
①わき
②クビ周り
③陰部+鼠径部+肛門
④足指
をなで洗いをするのみにしております。
うでとか脚(足)、頭髪、顔は温水で洗い流すのみです。
元々、アトピー体質で「乾燥肌」だったんですが、こうすることで随分「潤い肌」に戻りました。
繰り返しますが、
①10層程度ある角質を温存させる。
②皮脂を洗浄剤で洗い流さないで、温水で汚れのみを軽く落とす。
③常在菌を大切に温存させる。
この3点が非常に大切です。
この3点を守っていただきますと、「バリア機能」が正常に働きますので、「乾燥性皮膚炎」とは無縁となります。
今回は、ここまでとします。
それでは、また!
吹角 善隆 拝