シミ取り治療について!用途のあったレーザーを使い分けきちんとお取りできます! | ふくずみ皮フ科形成外科

今回は「シミ」についてお話しさせて頂きたいと思います。

まずはシミの分類としては、

①老人性色素斑・・・原因は紫外線によるダメージの蓄積で、1㎝~2㎝のペタッとした薄茶色~茶色で、いわゆる一般的にシミと言われるものです。
②雀卵斑・そばかす・・・家系的な遺伝要因で発生する1mm~2mm前後の小さく平らな薄茶色の斑点です。両頬~鼻にかけて広がってできているのが特徴です。
③脂漏性角化症・・・老人性色素斑が盛り上がってみえるもので、年齢と共に厚みがでて早ければ、50代~、だいたい70代以上の方には誰でも起こりえます。
④肝斑・・・頬骨周辺にうっすらとうすーくぼやけて境界不鮮明のシミです。この肝斑は女性ホルモンの影響を受けやすく、薄くなったり濃くなったりするのが特徴です。治療の主は、飲み薬とビタミンC誘導体の外用になります。 トランサミンの内服はメラニンを抑える効果がありますから、内服を開始し3ヶ月~半年で約6~7割の方が薄くなります。

治療効果をよりよくするために、Qスイッチ・ヤグレーザーをごく弱く、1週間おきに5回受けていただくと飛躍的に治療効果が向上します。

先の老人性色素斑やそばかすの治療にはQスイッチ・ルビーレーザーで、たいてい1回のレーザー治療で完治します

脂漏性角化症は炭酸ガスレーザーで軽く皮膚を剥離、アブレーションのようにうすく削りとる処置をします。皮がはってくるのに10日~2週間かかりますが、こちらの治療もほぼ1回で治療が完治します

それ以外にADM(後天性真皮メラノーシス)という原因不明のシミがあります。真皮内の深いところになぜか落ちこんでしまうため、Qスイッチ・ルビーレーザーじゃないと届かない所に色素が滑落してしまっていますので、逆にいうとQスイッチ・ルビーレーザーを使えば治療できるということです!!3回から4回くらい治療を受けるとほぼ除去できます。

しみ治療はQスイッチ・ルビーレーザー、ヤグレーザーの2台と炭酸ガスレーザーの1台の合計3台の機械があればたいていのシミには対応ができるようになっています。

刺激の少ないやんわりした、人に気づかれることなくマイルドな治療としてIPL治療として、フォトフェイシャルm22の治療器があります。こちらは反応したメラニン色素がマイクロ・クラストというごく微小な薄皮ができ、知らず知らずのうちに、この薄皮が米ヌカのようにポロポロと数日の間に肌からとれ、いつも間にかシミが薄くなっているという治療です。こちらの治療は1ヶ月毎に5回を目安に受けていただくと、6~7割のシミが除去できます。

それでは、また!

(医)美咲会 ふくずみ皮フ科形成外科 

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