ボトックス注射について | ふくずみ皮フ科形成外科

本日はボトックス注射についてお話をしたいと思います。

『ボツリヌス毒素』という神経筋接合部に働く筋麻痺をおこす注射薬を使用します。これもアラガン社製の製品で厚生労働省の認可がおりている安心安全な薬剤です。
もともとは眼瞼痙攣とか痙性麻痺で、整形外科・眼科、形成外科で50年近く前から使用していました。

ボトックスは現在では、主に表情じわを改善させるための治療として、もうひとつは手の平とか腋下部、ワキの多汗症の治療として使われることが多いです。

眉間の縦ジワおでこの横ジワ目尻のカラスの足跡の横ジワ下顎部のうめぼしジワ

そういった部分の改善に使用しております。

治療効果の持続期間はだいたい4ヶ月~半年とされています。
繰り返し5回、10回と受けているうちに完全に効果が切れてくるのではなく、少しずつ残っていくようです。

施術後の注意点は、薬液をその注入部位に1日、2日かとどまらせるために、

  • 激しい運動とか、
  • アルコールをたくさん飲むとか、
  • 長風呂とかサウナとか、

そういった血流が増えて、血行が良くなるような行動は4、5日くらい控えて頂くようにお願いしています。
効果がMAXに発現するのには1週間くらいかかります。

少ない薬液の注入で表情ジワが出にくくなりますので、非常に喜んでもらえやすい、効果が実感しやすい治療です。

副作用としては瞼が重くなる眼瞼下垂の方は、打たない方がいい場合もありますし、眼瞼下垂が軽度の場合は半量をおでこに注入することもできます。

ワキ汗、手の汗は効果がやはり4ヶ月から半年ですので、現在通院中の患者さんは半年に1回くらいで通院して頂いております。

(医)美咲会 ふくずみ皮フ科形成外科

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