診療内容ーピアスの穴をあけ

ピアスでのトラブルで多いのは化膿(細菌感染)と金属アレルギーによる接触皮膚炎です。不潔な操作を行うと炎症をおこす可能性は高くなります。きちっとした穴あけをおすすめします。当院では耳のみ行っています。

最近はアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎をはじめとして、皮膚の敏感な人が増えています。18金以上のピアスならかぶれないので安全ということはありません。穴をあけたあとに何か問題がおきた時には、すみやかに医師の診察を受けましょう。

自分であけたりアクセサリーショップなどであけたりしないで、病院であけることです。ピアスをあけること(体に傷をつけること)は医療行為です。自分自身や医師以外がピアスの穴をあけることは医師法の違反になります。医師でない人があける場合、血液を介してうつる病気(エイズ、梅毒、肝炎などの感染等)など衛生上の問題があります。ピアス後の皮膚のトラブルにすぐ対処できません。

ピアスを入れるということは、傷を付けること(穴あけ)のリスクと異物を挿入するリスクの2つものリスクを伴う作業です。例え十分な配慮の下でいれても合併症がゼロというわけではありません。アレルギーなども含めると1割ぐらいの人が穴あけに失敗するようです。まして自分や医師以外の人に入れてもらう場合は数割の確率でトラブルが発生するということを忘れないで下さい。

粗悪なピアス(金メッキ、ニッケル、ステンレスなど)を使用しないことが大切です。なぜならばピアスを開けたばかりの皮膚は、とても敏感だからです。この間に粗悪なピアスを使用すると金属アレルギーや化膿の原因となります。

18金、24金だから安全だと、思い込まないことが大切です。それは18金や24金ピアスでさえ、安全とはいえないからです。ピアスの軸が極端に細いものや、短いもの、自分の耳たぶの厚さにあってないピアス、装飾の派手なピアス、ピアス後のケアーの間違いは、18金や24金でも皮膚トラブルの原因になります。現在のところ人工臓器などに使われているチタンが最も安全と考えられるため、当院ではチタンのピアスのみ挿入致しております。

後で後悔しない為に穴あけしたい場所を先生にしっかり伝えましょう。

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