前回は、女性の薄毛は珍しいことではなく、また年齢などに関わらず治療が可能であるということをお話ししました。
そして今回は、前回予告したように『治療まではまだ踏み切れない・・・という方のために、次回より日頃の生活の中で気をつけていただきたいこと、改善・見直しをしていただきたいこと』をいくつかご紹介していきます。
まず第一に、心がけていただきたいことと言っても過言ではありません。
ストレスは、ホルモンバランスに大きな影響を与えます。体内で良い働きをする細菌や生成される栄養素などにも影響しますので、結果的には毛髪に関わらず、美容・健康に影響しますので、定期的に発散することをおすすめします。
具体的には、没頭できる趣味や、ご自分の好きなことをする時間を作るようにしましょう。
読書や映画鑑賞など一人ですることでも良いですし、カラオケやハイキング、スポーツなどをお友達と楽しむのも良いでしょう。特に好きなことが思い当たらない方は、この機会に新しいことに挑戦し、ご自身に合った趣味を探してみるのも良いかもしれません。
朝は食欲がなくて食べない、夜はダイエットのために抜いている・・・など、意外と食事をきちんと3食とっている方が少ないです。しかし、食事は栄養摂取だけではなく、体内のリズムを整える効果もあります。
特に朝食には、体が活動するのにあたりスタートの合図と、スタートするためのエネルギーを摂取するという重要な役割があります。朝食を食べることで、体が朝だと認識、活動をはじめます。内蔵や脳が活動を始めることでエネルギーを消費するので、結果的に代謝の向上に繋がります。
昼食・夕食に関しても同様に体が時間を認識する目安となります。体内の栄養・リズムを整えることがホルモンバランスの安定への近道になります。
上記したように、基本は朝昼晩の3食です。ですが、3食摂ればメニューは何でも良いということはありません。毎食、高カロリー・高塩分な食事を摂っていては健康にも美容にも良くありません。特に、女性は食事の内容でむくみや冷えがでたり、肌荒れを起こしたりしますので注意してくださいね。
そこで、どのような食事が望ましいいかというと日本の昔ながらの食事、「1汁3菜」です。
例としては、野菜を中心にしたおかず、豆腐などの植物性タンパク質、焼き魚にご飯。少し前に流行った雑穀米や麦ご飯も食物繊維やミネラルが豊富ですのでおすすめです。そして、上記したようなメニューにお味噌汁や野菜スープなどの汁物をつければ1汁3菜の出来上がりです。
少し長くなりましたが、今回は健康的かつ、美容にも良い生活の基盤をつくる基本的なことに関してお話ししました。体は日々の生活の中で作られていきます。それは毛髪やそれを支える皮膚にも言えることです。薄毛の改善や現在の毛髪の維持には欠かせない基本的であり重要な知識と言えます。
次回も基本的なことになりますが、改めて意識して欲しいことを、いくつか具体例をふまえて記載したいと思います。