AGA【日頃のお手入れ】シャンプーの仕方 | ふくずみ形成外科 育毛治療ラボ

今回は、間違った認識のある方が多い「シャンプーの仕方」についてです。

まず、最初にお伝えしたいのが、毛穴がつまる脂や皮脂は育毛に悪いから、と毎日朝晩シャワーを浴びてゴシゴシ洗うのは間違いです。

皮脂とは本来、皮膚を守る役割を果たしています。それをキレイに取ってしまうのは肌本来の機能の低下に繋がります。私は日頃から患者さんには「出来るだけ洗わないでください」とお伝えしています。ですが、汗をかく時期はほこりも多く付き、痒みを伴う場合があります。「掻く」という行為は、頭皮に傷をつけてしまうので良くありません。これらは頭皮以外の皮膚にも言えることです。女性の方が気になさる、お顔の毛穴の開きなどは主に、洗いすぎや、お手入れのし過ぎなど、外的な刺激によって皮膚が傷つき、毛穴が開いてしまっているのです。

「シャンプー」をするにあたり、下記2点に気を付けてください。

・一般的によく見かける、ボトルに入った市販のシャンプー、コンディショナーを避けて、肌に優しいアミノ酸系シャンプーを使用しましょう。(洗い心地がゴワつく、指通りが気になる方はコンディショナーの代わりに馬油トリートメントがオススメです)

・頭皮を強く、ゴシゴシと洗わないでください。最近よく見かける、プラスチック製の頭皮を洗うためのブラシ等は絶対に使用しないでください。

⇒指の腹で優しくそっと洗ってください。

以上の2点は当院の患者さんにもお伝えしていますし、私自身が日頃から実践していることです。効果は身をもって感じております。

冒頭でも書きましたが、「頭皮を極力洗わないでほしい」というのが私の考えです。

では、実際にはどのくらいの頻度で洗うのが望ましいのかといいますと、汗をかく夏場は洗わないと痒みに繋がる可能性がありますので毎日洗髪する必要があります。

ですが、気温が低く、汗をあまりかかない秋冬に関しては週に5日の洗髪に抑えることをお薦めしております。日本人はコマーシャリズムの影響を非常に強く受けるあまり、毎日洗髪しないのは不潔だという認識を過剰に持っている方が多いですが、そんなことは決してありません。

何ごとも「気にしすぎ」はよくないということです。ストレスにもなりますし、何より気にしすぎるということは無意識にでも触ってしまい、その部分に負担をかけることになります。これはAGA以外にも言えることで、ニキビやアトピーなどにも言えることです。

一般的に言われる「お手入れ」であっても、「触る」という行為は患部となる部分に傷をつけ、ばい菌が入る可能性があります。そのことを理解したうえで、上手にお手入れしていきましょう。

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