ようこそ!ふくずみ形成外科へ:診療案内(手術:形成外科手術・美容外科手術)

◆腋臭症(ワキガ)とは・・・ ワキガも体臭の一つですが、非常に特徴的な臭いと性質があると言う点では、体臭と区別しています。医学的に「腋臭症」と言い、鼻を突くような鋭い臭いがあり、洋服の腋の部分が黄色くなったりします。臭いの発生源である、アクポリン腺を手術で除去しない限り、根本的に治す事は出来ません。

◆多汗症とは・・・

ハラハラ、ドキドキする時に出る汗は、緊張による発汗現象です。暑くもないのに、汗が出てきて、日常生活にも支障をきたす場合を「多汗症」と言います。多汗症の人の汗は、エクリン腺と言う汗腺が発達した人に多く、臭いはありませんが、エクリン腺が発達した人が多いため、腋臭症の人の6割が多汗症を伴っています。

◆腋臭症の治療について

【】手術 皮弁法 ワキのシワに沿って4〜5cm程切開し、臭いの元となるアクポリン腺を除去していきます。体格や有毛範囲により、切開は1〜2本になります。

※ 効果:80〜90%臭いが減少。

皮下血管網温存法 皮弁法同様に切開し、ワキの下の毛細血管を残しながら、アポクリン腺を切開していきます。血管を残す事により、創部に栄養・酸素が運ばれるため、皮弁法よりも傷が早く、きれいに治ります。

※ 効果:80〜90%臭いが減少。

吸引法 ワキに細い血管(カニューレ)を押し込んで、脂肪を吸引する事により、脂肪層にあるアポクリン腺を吸引除去していきます。傷の大きさは、細い血管を入れる分だけなので、5〜6mm程度で済みます。体格や有毛範囲により、切開は1〜2ヶ所となります。

※ 効果:80%臭いが減少。

◆エクリン腺エクリン腺の分泌物の99%は水分です。エクリン腺の分泌が多いと、多汗症となります。◆皮脂腺

皮脂腺は本来、汗腺ではありませんが、皮脂の分泌が皮膚表面でニオイの発生を助長する事があります。

◆アポクリン腺
アポクリン腺は分泌物には、脂肪酸等のニオイや黄ばみの原因物質が含まれています。

◆多汗症の治療について 【】手術・・・手術方法はそれぞれ腋臭症と同様ですが、効果が異なります。汗の元となるエクリン腺は、アポクリン腺よりも皮       膚の浅い部分に存在するため、除去が少し難しくなります。 皮弁法

※ 効果:60〜70%の汗の量が減少。

皮下血管網温存法

※ 効果:60〜70%の汗の量が減少。

吸引法

※ 効果:50〜60%の汗の量が減少。

【】注射・・・ワキの有毛範囲全体にボツリヌス毒素を注入します。ボツリヌス毒素により、汗を出す神経経路の働きを阻害し、発       汗量を減少させます。広範囲であるために、数ヶ所からの注入を行いますので、その分の痛みを伴います。

※ 効果:50〜60%の汗の量が減少、但し有効期限は6ヶ月程度。

料金表
皮弁法(健康保険対応) 2割負担 21,000円〜31,500円
3割負担 31,500円〜42,000円
皮下血管網温存法         210,000
吸引法         367,500
ボツリヌス毒素の注射  

        73,500円

※左記料金は両ワキの料金(税込)です。片ワキの場合は、両ワキの60%になります。

◆各治療の利点 【】皮弁法 (肉眼で見ながら行うため、十分な切除・止血処理ができる。健康保険適応である。)【】皮下血管網温存法 (血管を温存するため、比較的傷の治りが早く、きれいである。肉眼で見ながら行うため、十分な切除・止血処理ができる。)【】吸引法 (傷が小さく、術後の圧迫期間が短い。組織を切断するのでは無く、挫滅させてから除去するため、出血が少ない。)【】注射・・・多汗症のみ

 (切開しなくてよい。術前の検査(採血検査)が不要である。)

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