毎日、「全身を念入りに洗わないこと。」が、すごく大切です!(その4)について、書いてみたいと思います。 ~シャンプーとリンスは、髪の毛を傷めてなだめるマッチポンプなんですよ。~ これまで、何度も書いてきましたが、 ①角質の温存 ②皮脂の温存 ③常在菌の温存 が、健康的なお肌を保つためのとても大切なポイントなんです。 今回の結論を先に言いますと、ボディシャンプーやシャンプー、リンス、石鹸を使用することから8割くらい離脱して頂きたいのです。(完全に卒業は、却ってハードルが上がりすぎて難しいと思います。) 頭皮の洗髪に関して、様々な異論があることも承知しておりますが、2日に一回、ごく少量のシャンプーで軽く洗うのが よろしいかと思います。シャンプーを使用しない間の日は、ぬるま湯ですすぐだけが却って良いと思います。 健康な髪質は、元来、ある程度ゴワゴワしているものなんですよ。 毛髪の最外層は、毛小皮(キューティクル)と言います。ケラチンというたんぱく質(角質成分)から成ります。 シャンプーを念入りに行いますと、このキューティクルがはがれ過ぎて、キュッキュッときしむようになります。 それを改善するために、リンスをつけてきしみ対策を行っているのが現状です。 キューティクルを温存させると、きしみは生じませんしリンスも必要ありません。 ~シャンプーとリンスは、髪の毛を傷めてなだめるマッチポンプなんですよ。~と冒頭で言いました理由は、ここなんですね。 ちょうど、腕や手の甲を洗いすぎて乾燥するので、そのケアとして保湿剤を塗るようなものです。 テレビのコマーシャルでよく描写されているロングのさらさらヘアは、人工的に作成した傷ついた髪質ということになります。 繰り返しになりますが、健康的な髪質は、 ①少々波打って ②少々ごわついて ③太い「質実剛健」 といった感じと言えば、伝わり易いかもしれません。 北里大学形成外科の宇津木龍一先生という先生がいらっしゃいます。 僕が尊敬してやまない先生ですが、30年以上前から著作でシャンプーを止めるように提言されておられます。 シャンプーを止めると、みるみる健康的な髪の毛に生まれ変わると仰っておられます。 最初は、宇津木先生の奥様は懐疑的だったのですが、途中からご主人の説に賛同されご夫婦でシャンプーを 止められています。 シャンプーとリンスの両方をやめられてから、奥様の ①抜け毛が減り、 ②髪が太くなり、 ③毛量が増えて、 ④黒味が深くなった と喜んでおられました。 今日は、この辺で終わりにしたいと思います。 それでは、また!
吹角 善隆 拝