AGA、肌荒れでお悩みの方。洗いすぎが原因かもしれません | ふくずみ形成外科 育毛治療ラボ

今回は少し長くなりますが、大事なことですので、あえて1つの記事にします。

みなさんのご参考、お役に立てれば幸いです。

何度か申し上げている通り、頭皮も『肌』です。その肌を健康に保つことこそが、薄毛治療の第一歩です。では、その肌を健やかに保つということは、いったいどういうことなのでしょうか。今回は、タイトルにある通り、日頃みなさんが良かれと思いしている『洗う』という行為が肌を逆に痛めてしまっている可能性がある、ということをお話しします。

薄毛に悩む方は、必ずと言ってもいい程、みなさん本当にこまめに洗髪をおこなっていらっしゃいます。ドラッグストアなどでよく見かける、市販のシリコンブラシで力強く洗わないとキレイになっている気がしないという方や、朝晩2回、きっちり洗髪をするという方もいらっしゃいます。これは肌荒れで悩んでいらっしゃる方も同様で、ゴシゴシと擦って洗浄したり、市販のピーリング剤で毎日かかさずに角質を擦り落としている等、毎日念入りな洗顔をおこなっている方が多くいらっしゃいます。

それらの方々に共通して言えることは、「肌トラブルは汚いからおこる」という考えをお持ちだということです。ですが、ここではっきりと申し上げておきます。『洗いすぎは逆効果』です。皆さんが「きれいな状態」だと感じている状態は、実は肌にとって良くない状態かもしれません。

以下のことに心当たりがある方は、日頃のお手入れ方法の見直しをおすすめします。

・頭がかゆい ・抜け毛が多い ・髪が細くなった ・赤ら顔 ・毛穴が開いている

・化粧ノリが悪い ・肌荒れ(乾燥、ニキビ) ・高度の手荒れ(ひび、あかぎれ)

・お風呂あがり、全身がかゆい

これらのことに共通して考えられる要因として、あげられるのが『洗いすぎ』です。絶対とは言いませんが、高確率で原因となっている場合が多いです。

以降、間違った『洗い方』、『洗い過ぎ』にあたるお風呂の回数を具体的に記載しますので、参考になさってください。

1.お風呂・シャワーは1日1回

汗をかくお仕事の方や、どうしても気持ちが悪いという方は、洗浄剤等を使わずにシャワーで流すだけにしましょう。

2.洗浄の際はブラシやタオル等を使わない

ナイロンタオルやスカルプブラシ(シリコンの洗浄ブラシ)などは肌を傷つける原因になります。手のひらで優しく洗うように心がけてください。

3.洗浄剤は適量を!

泡でモコモコするくらい洗浄剤を使用していませんか?少しだけで十分です。使いすぎは肌の必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥やフケの原因になります。

【まとめ】

『なるべく洗わない』を心がける

前述しました、1~3の内容をふまえ、念頭においていただきたいのが『なるべく洗わない』ということが最良だということです。もちろん、日々の生活の中で整髪料やお化粧、ホコリなどの大気中の汚れが肌についたままの状態でいるのは不衛生です。整髪料やお化粧類を使用した際は、しっかりと洗浄し、髪や肌に残さないようにしてください。そのかわり、「一日外出なさらなかった日は、整髪料やお化粧類は使用しない、お風呂の際は洗剤類を使わず流すだけにする」といったように、『なるべく洗わない』をできる範囲で実行していってください。

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