AGAとは | ふくずみ形成外科 育毛治療ラボ

今日は、AGAについて書こうと思います。 「AGA」は、AndroGenetic Alopecia の略で「男性型脱毛症」のことです。 前頭部から頭頂部にかけて髪が薄くなるのが特徴です。 アンドロゲンという男性ホルモンが、毛根の細胞分裂を邪魔するのが ひとつの原因です。 そこで、アンドロゲンの働きを一部抑制してあげればまた髪の毛が 生えてくるのではないかと考え、「プロペシア」という内服剤が開発されました。 「プロペシア」は、男性型脱毛症の方に対する有効率は極めて高いと言えます。 飲んだ方の90%前後の方が効果があったと答えておられます。 当院では、この「プロペシア」と「ロゲイン」や「リアップ」といった ミノキシジル製剤を組み合わせて治療しています。 今回は、AGA(男性型脱毛症)の原因についてちょっと踏み込んで お話ししたいと思います。 男性型脱毛症の原因を列挙いたしますと、 ①遺伝素因(お父さん・おじいちゃん・兄弟・従兄弟が髪が薄いもしくは薄かった) ②男性ホルモンのアンドロゲンが働き過ぎ ③動物性脂肪の摂り過ぎ ④ストレス ⑤睡眠不足 ⑥髪の毛の洗い過ぎ といったところでしょうか。 このうち、①はどうしようもないので、治療する上で髪の毛が生えない(うまくいかない) 場合の逃げ口上には絶対しておりません。 ②はプロペシアという薬が最適ですから、ほとんど問題解決です。 ③は、外食の多い方は要注意です。 ダイエットのコーナーにも書きましたが、トンカツ、牛丼、ハンバーガー と、コレステロールの高い食べ物がこれでもかというくらいに巷にあふれております。 逆に、野菜中心の外食をしようとするのが極めて困難です。 ④は企業戦士のみならず、この大不況下で仕事をされるすべての方に共通する問題です。 もちろん、家庭の主婦もストレスたっぷりです。 ⑤の睡眠不足ですが、当院に来られる脱毛の患者さんの70%以上の方が、睡眠時間が 4時間か5時間程度なんです。 人によっては、3時間程度という方も珍しくありません。 できれば6時間か7時間程度は取って頂きたいですのが本音です。 実際、髪の毛は寝ている間に一番生えるのです。 自律神経には、交感神経と副交感神経があるのですが、 日中は、精神活動や運動するのに交感神経が主に働いています。 副交感神経は、消化・吸収をするのに働くのですが、夜寝てから が一番活発となります。 髪の毛の細胞分裂も、副交感神経の働きで活発化します。 要するに、髪の毛は寝ている間に一番生えるということです。 一方、寝る時間が短いと髪の毛が生える間もないということになります。 次回は、⑥の洗い過ぎの問題について触れていきます。

Copied title and URL