最近ではAGAという言葉がCM等の効果もあり、一般的にも認知されてきました。
一般内科でもプロペシアの処方をするようになり、悩んでいる方々にとって
保険適用ではないので患者さんにとって多少の負担はあるとは思いますが、専門医に行くという決断をするよりは治療に踏み切るハードルはかなり低くなったのではないでしょうか。
そこで、今回は一般内科と専門医の治療の違いについてお話しいたします。
●内科でのプロペシア処方と専門医での治療の違い
育毛を「試してみる」、「始める」にあたり、専門医のもとへ通うのは少しハードルが高く感じる方も多いかもしれません。そんな方々に内科医の受診は、治療への第一歩として良いと思います。
内科医で処方される薬剤は「プロペシア」というものです。
プロペシアは最初に効果が表れやすい薬剤です。上記した通り、私自身は内科医への受診は良いと考えています。治療に消極的な患者さんにも医薬品の効果を実感して頂き、治療への意欲と期待を感じて次のステップへ進むきっかけとなってくれたらと考えているからです。
ですが、内科医で処方される「プロペシア」の効果は永続的なものではありません。1年~1年半で効果が止まる、もしくは悪化する場合もある薬剤です。そうなった時に、果たして専門ではない内科の先生がどのような対応をするのか、というのは疑問ではあります。実際に内科を受診していた方で、毎回同じ薬を処方されるだけで効果を感じられなかったとおっしゃる方もいらっしゃいます。
また、プロペシアだけで得られる効果というのにも限界があります。漢方やサプリメント等の相乗効果をもたらすものを組み合わせて治療していくことでより高い効果を実感して頂けます。このように1つの薬では、効果・そして期間に限界があります。
治療の効果の向上と効果の継続を求める場合は専門医への受診をおすすめいたします。