【AGA治療】大手サロンと当医院の違い | ふくずみ形成外科 育毛治療ラボ

今回は大手育毛サロンと当医院の違いについてご説明します。

よくご質問いただくのが、治療内容の違いと、それに伴う費用の違いです。

まずは費用に関してですが、

大手サロン:月/10~20万程度

当医院:月/2~2.5万円

⇒この差は、広告費、必要最低限のスタッフ、生活指導(栄養指導)等の費用のかからない指導を手厚く、無駄なもの、無駄な費用は省くよう心がけているからです。

次に、治療の違いをご説明します。

一番の違いは、育毛サロンでは医薬品が使えないということです。医師法により医薬品の処方は医師が処方しなくてはならないとなっています。よって、サロンでは、効果の高い医薬品を患者さんに処方できないのです。

そしてこれも大きく違うのが、治療において着目する点。大手サロンで行われる治療は、毛穴の皮脂に重点をおいたカウンセリングに始まり、それに沿った対応をとっていきます。

ですが、毛穴の皮脂と脱毛には医学的根拠は全くないのです。

毛穴は体の外にあたり、体の外にあたる毛穴をいくら洗ってキレイにしても毛が生えやすくなったり、薬剤が浸透しやすくなったりはしません。

仮に、その様なことが正しいとすれば、アトピーや湿疹の方に「体をごしごしと洗ってから薬を塗ってください。その方がよく効きますよ」とお伝えすることになります。その様なことは決してありません。

薬剤の浸透というのは、毛穴からではなく頭皮全体に張り巡らされている毛細血管から経皮吸収されます。よって、毛を包む毛穴を洗浄する必要は全くないのです。

上記した通り、毛穴の皮脂をとるという行為は根拠がなく、そればかりか逆に有害だと私は考えています。

では、『皮脂をとる』という行為がなぜ有害か、実際にそれを証明する一例をご紹介いたします。

≪北極点を目指した冒険家の方の話≫

徒歩で2ヵ月かけて北極点まで到達した冒険家の方の実際の体験談です。

吐いた息でさえも凍る環境の中、徒歩で移動、テントで就寝という生活を2ヵ月間。入浴と呼べるようなことは一切できません。そして、その長い期間入浴をしないで帰国した隊員達は皆、肌のキメが整い、つやが良くなったと言います。髪も艶とコシが出てボリュームが増えたと言うのです。

人間の体とは、そもそも適応能力にとても優れており、本来皮脂は汚れではなく、皮膚を守る役割を果たしています。その皮脂を洗剤を使って洗って落とすとどうなるか、想像に難しいことではないと思います。

皮膚を守るものを落としてしまった皮膚は、いわば裸の状態です。乾燥や暑さ、寒さ、そして刺激にとても敏感な状態です。

少しこすれば小さな傷がつき⇒毛穴が開く、ばい菌が入る

乾燥から守ろうと油を出す⇒ほこりが付き、痒くなる⇒掻くと傷がつく(後、上記の事象に結びつく)

等が予想されます。その結果、肌荒れにつながるわけです。

頭皮も皮膚です。上記と同じ現象がおきます。皮脂は髪の毛が生えている毛根を守っています。それをとってしまうのですから、毛根にとって良いはずはないのです。

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